再婚者数の増加
日本の平均寿命は1890年に男38歳、女39歳、1920年には男42歳、女43歳でした。それだけに、早くに配偶者をなくした男性が後妻を求めて再婚するケースが多かったようです。
一方、今ほど本人達の意志を優先させることはできず、家や世間体が左右する部分が大きかったので、離婚者数は再婚者数を上回ることがありませんでした。
ところが、4世紀過ぎた現代では、離婚者数が再婚者数を上回っています。年間29万人が離婚して、24万人が再婚していると言われています。
しかし、辛い思いをして離婚を経験した人の多くが、再婚を望んでいるという現実や、離婚の若年化による再婚の可能性の増大から、再婚者数は増加の傾向にあるようです。
再婚を望む人
苦い結婚生活、そして離婚を経験していても、再婚を望む人が多いのはなぜでしょうか?人間は一人では生きられない生き物です。
自分の力だけで成し遂げたと思っても、気づかぬところで多くの人に支えられたり、助けられていることがあります。
人生もそれと同じです。また、人間は失敗する生き物です。しかし、失敗から学ぶ生き物です。心から信頼できるパートナーと一緒に人生を歩みたいと思うのが当たり前なのではないでしょうか。
最近では、結婚も再婚もその出会いは多方面にわたっています。結婚相談所も充実してきました。かつては、恥ずかしかったりプライドが邪魔をして行きにくい場所でしたが、その中身がオープンになり世間での認知度も高まりました。
再婚を望んで、こういった場所を利用する人も多く、インターネットの普及によって、選択肢も増えました。悪質な業者やインターネット犯罪には十分注意する必要はありますが、今や再婚の可能性は、結婚の可能性と同じぐらいあるといえるのではないでしょうか。